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電力の不思議を再エネ三銃士が紐解く! はてな⑤「自分の電気代ってどのように使われているの?」

2020.12.11 Fri.

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たくさんの方に読んでいただいた
「【緊急寄稿】10分でわかる!自然エネルギー系新電力を選ぶ前に確認したい、7つのポイント」
好評をいただいた一方で、不思議な制度やよくわからない仕組みに首をひねってしまう方も多かったようです。

このシリーズでは、
<7つのポイント記事>でもサラッと説明されていたけれど、もうちょっと詳しくお伝えしたい!
というポイントを、電力・再エネの専門家が、背景にある制度の説明も交えながら、なるべくわかりやすく解説します。

 全7回の連載を通じて、皆さまから寄せられた7つのはてなを紐解いていきます。

はてな①「石炭や石油の発電所から電気を仕入れているのに、どうしてお金を払えば自然エネルギー100%になるの?」

はてな②「食品でいう成分表のようなものなのに、電源構成を開示しなくてもいいの?」

はてな③「結局、環境に優しい電気ってなに?」

はてな④「自然環境や地域資源を著しく破壊する発電所の電気は選ばない企業があるって本当?どうやって選ぶの?」

はてな⑤「自分の電気代ってどのように使われているの?」

はてな⑥「電源調達の世界ってどうなってるの?」

はてな⑦「どうして電気の切替が、省エネよりも、自動車に乗らないよりも、気候変動抑止に貢献できるの?」

5回目の今回は、「自分の電気代ってどのように使われているの?」を専務取締役事業本部長の三宅が解説します。

 

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皆さんは毎月支払っている電気代がどこに届いていて、どのように使われているか意識したことがありますか?
普段なんとなく「高いなぁ」と感じながら支払っている電気代の一部は「電気を作る発電所」や、「送配電を管理する会社」といったところに届いています。

みんな電力では「コンセントの向こう側を考えよう」といったお話をしています。
この機会にぜひ皆さんにも考えていただきたいです。

まずは、みんな電力の人気サービス「超明細」をもとに電気料金の内訳を見ていきましょう。
私たちは、毎月お支払いただく電気代をなるべく納得してお支払いいただきたいという思いから、どこにお金が支払われるのか一円単位までお見せしています。この超明細を見ることで、みんな電力のお客さまは毎月の電気代がどのように使われているのかわかります。

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上の画像は、プレミアム100プランに契約した人の明細になります。
電気料金の行き先は大きく分けて「みんな電力」「みんな電力の契約発電者」「FIT・再エネ発電者」「主に原子力関連」「東京電力パワーグリット」があります。

お金の行き先についていくつか詳しく見ていきましょう。

「みんな電力の契約発電者」の内訳 (プレミアム100プラン)は、電力の調達原価と応援料になります。

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この部分を見ることで、お客さまにお支払いただく電気代は、想いを持って電気を作っている日本の再生可能エネルギーの発電所の方に届いていることがわかります。加えて、みんな電力では基本料金のうちの100円分が応援金となっており、お客さまに応援したい発電所を指定していただき、指定された発電所にお金をお届けしています。

「FIT・再エネ発電者」の内訳は、再生可能エネルギー発電促進賦課金と非化石証書費用となります。

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再生可能エネルギー発電促進賦課金は、どの電力会社と契約していても電力使用者が支払う義務があるもので、集められた賦課金は最終的にFIT電気(FIT制度により買い取られる再生可能エネルギー由来の電気)の発電者に支払われます。

非化石証書費用とは、プレミアム100プランにのみかかるもので、CO2排出をゼロにするために非化石証書を購入するための費用です。みんな電力では、主に契約発電所のFIT電気の環境価値を取り戻しています。

「主に原子力関連」の内訳は、電源開発促進税と使用済燃料再処理等既発電費相当額となります。

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こちらもどの電力会社に契約していても支払いの義務があるものです。電源開発促進税は表面上、お客さまに電気をお届けするために送配電事業者に支払う送電線の利用料金である「託送料金」に含まれる形で徴収されるものですが、超明細ではお金の行き先によって分類しているため、託送料金とは分けて表現しています。

このようにして、お客さまからお支払いただいた電気料金は、電力会社を通していろいろなところに届いています。より分かりやすくイメージをしていただくために、私たちが普段からよくお伝えしている「コンセントの向こう側を考える」というお話もさせていただきます。

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始めに、トウモロコシで考えてみましょう。当たり前の話ですが、日本で採れたトウモロコシは産地からトラックで運ばれてお店に届きます。一方で、ブラジルやアメリカで採れたトウモロコシは、産地からトラックで港まで運ばれて、船で日本に輸入されて、日本の港からトラックでお店に運ばれるという流れになっています。この流れは電気でも当てはまります。

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太陽光や風力といった自然の力を使って作られる再生可能エネルギーの電気は日本で生み出されるものですが、化石燃料やウランといった資源は海外で採掘したものを輸入しています。つまり、トウモロコシと同様に、産地からトラックで港まで運ばれて、港から船で日本に届き、発電所まで運ばれたのちに燃やすことで電気が生まれています。

ここでお伝えしたいのは「私たちの電気代はどこに流れているのか」ということです。

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再生可能エネルギーの電気を使用する場合、電気代は国内で還流しますが、化石燃料やウランで発電した電気の場合は、私たちの電気代の一部は国外に流れてしまいます。

みんな電力は、再生可能エネルギーの発電所から電気を仕入れるだけでなく、国内の発電所の顔もお見せして、お金の流れを変えませんか?という提案をしています。電気料金は毎月払うものなので、積み重なっていくと莫大な金額になります。電気料金の行き先を変えることで、再生可能エネルギーの普及に繋がるだけでなく、私たちに直結する日本の経済にも良い影響をもたらします。毎月の電気代を通じて、再生可能エネルギーの発電所を応援したいと考える場合は、電源構成を見て、再生可能エネルギーの発電所から電気を調達している電力会社を選んでみてください。電力会社が責任を持って、再生可能エネルギーの発電事業者にお届けします。

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次回ははてな⑥
「電源調達の世界ってどうなっているの?」をパワーイノベーション部部長の梶山が解説します。私たちがこだわっている「電気の仕入れ」についてご説明します。


(取材・文:長島遼大)
2020.7.6.Mon.

はてな①「石炭や石油の発電所から電気を仕入れているのに、どうしてお金を払えば自然エネルギー100%になるの?」

はてな②「食品でいう成分表のようなものなのに、電源構成を開示しなくてもいいの?」

はてな③「結局、環境に優しい電気ってなに?」

はてな④「自然環境や地域資源を著しく破壊する発電所の電気は選ばない企業があるって本当?どうやって選ぶの?」


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