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2020.12.01 Tue.

親子でビーチコーミング初体験!海洋ごみ問題を考える


親子でビーチコーミング初体験!海洋ごみ問題を考える|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート

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初体験でしたが、童心に帰ったようで親も楽しめます!

 ストローやレジ袋など、2020年はプラスチック製品の削減に目が向けられることが多く、実際に体感することで5歳の娘と環境問題について学ぶたくさんの機会を得ることができました。海洋プラスチックごみが注目されている今、海にご縁のない私も子どもと砂浜遊びがてら環境教育ができたらなと考えていたので、密を避けつつ海へ繰り出してきました。

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子どもと海へ行く時は、上下とも着替えが必須です・・・!

ビーチコーミングとは
 浜辺を探索して見つけた漂着物を拾い集めたり観察したりすることで、本来の意味は売り物になる漂着物を探すこと。海岸の清掃活動から発展してそう呼ばれるようになったそうです。海岸には貝殻やシーグラス、流木などがあり、宝探しのような感覚で探すことができます。自分の好きなものや興味の湧いたものを拾って、小物を作ったりインテリアとして使うのもいいでしょう。台風の後や干潮時は漂着物が多くおすすめです。

東京都内からアクセスしやすい江ノ島海岸へ
 今回私たちが訪れたのは江ノ島。公共交通機関で移動できることと、子どもを連れ歩くのでなるべく駅から近いところを条件に選びました。東京都心からなら葛西臨海公園などの千葉方面もおすすめです。
 事前に調べた情報だと漂着物はあまり落ちてないと聞いていたのですが、新型コロナで海水浴が中止になり人の出入りが多くなかったのが影響しているのか、秋を狙って来たのが良かったのか、着いた瞬間からたくさんの貝殻が迎え入れてくれました。浅瀬ではマリンスポーツを楽しむ人が多く砂浜にもそれなりに人がいましたが、なんといっても海岸は広いのでソーシャルディスタンスを守って遊べる程度には空いていました。

砂浜遊びとあわせてとにかく楽しい!
 5歳の娘には海へ遊びに行こうとだけ伝えていましたが、普段海に縁のない生活をしているため着いた瞬間から親子で大興奮。娘には広い砂場とプールみたいに映っているのでしょうか?一緒にきれいな貝殻を集めて、後でお城作る!と張り切っていました。ビーチコーミングにも積極的に参加してくれたので、3~4歳くらいなら安全面にだけ気をつけていれば一緒に楽しめそうです。
 私はシーグラスや陶器を、娘は貝殻を中心に集め、たまに波と戯れながらたくさん散策しました。

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見かけたごみはたった1つ。海洋ごみの現状を知っていると、こんなきれいなビーチで遊べていることに感謝しかありません。

海の漂着物から、海洋ごみについて考える
 江ノ島の砂浜はとてもきれいでした。ごみを1つ見つけたけれど、地元の方らしきご夫婦が袋とトングを持って歩いていて、さっと拾っていきました。調べてみるとごみ拾いイベントなども開催しているようです。
 帰宅後拾ってきたものを洗いながら、貝や海藻、ガラスの破片はどこから流れてきたのか、という話から世界に漂う海洋ごみについて簡単に娘に説明しました。子どもが飽きないよう、クイズ形式にしたり絵に描いて説明してあげると、興味を持って聞いてくれました。

海洋ごみとは
 海洋ごみには3種類あり、水面や水中を漂うものは漂流ごみ、漂流ごみが海岸に打ち上げられたものは漂着ごみ、重くて海底に沈んでしまっているものは海底ごみに分類されます。海の生き物が誤飲して死んでしまうことや、生態系に影響を与え漁業や観光業にも影響を及ぼすことなどが懸念されています。
 日本に漂着したごみについて環境省の調査結果によると、個数で分類したとき6割以上がプラスチックだそうです。プラスチックごみ全体でみると、およそ半数が飲料用などのプラボトル、続いてブイや漁網、ロープなどといった漁業に使われるものが半数近くを占めています。
 世界全体で気をつけなくてはならない大きな問題ですが、私たち一人ひとりにできることは、ごみになってしまうようなものをなるべく使わないこと、それから海岸の清掃活動などを通じて漂着ごみを回収することでしょう。

海洋ごみ問題に対する取り組み
 最近取り上げられることが増えてきた、持続開発可能な開発目標(SDGs)のターゲットの一つである、「目標14:海の豊かさを守ろう」にも、海洋ごみを含め海洋汚染を防止する旨が掲げられています。
 海外では、アジア諸国が輸入規制を行うなどの廃プラスチックの動きを見せており、中国は廃プラスチックの回収の見直しを行いました。またEUは「EUプラスチック戦略」など積極的な施策を行い、アメリカも州ごとにマイクロビーズの除去などの法律を制定しています。
 日本でも、国内企業の中には水面に浮遊するマイクロプラスチックを回収する機械を開発し、販売・リースを行う企業も出ており、さらに国内でのレジ袋有料化やプラスチックストロー廃止などで脱プラへの動きが少しずつ高まっている印象を受けます。

シークラフトを体験!
 最後に娘と拾ってきた石やガラス、貝殻でシークラフトに挑戦してみた様子を紹介します。定番だけどフォトフレームにしてみました。ダンボールを写真のサイズに切り取り、表面に拾ったものを並べてもらい、貼り付けるだけで簡単にできます。思い出に残る素敵な作品ができあがりました!

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ちょっとダンボールの素材感が気になるので間に布か色紙を貼ってアレンジしようと思います。

 これからも自然を感じられるようなお出かけに、小さな子どもでもわかるような環境教育を取り入れて「エコ育」を広めていきたいです。みなさんもぜひビーチコーミングにチャレンジしてみてくださいね。


【参考】
・日本の海が危ない! 日本の海を覆い尽くす世界の27倍もの「マイクロプラスチック」問題 | ハーバー・ビジネス・オンライン
https://hbol.jp/167908
・環境省_海洋ごみ教材(小中学生用・高校生用)|環境省
http://www.env.go.jp/water/var/www/html/_iq_import/water/marine/litter/post_43.html
・海洋ごみをめぐる最近の動向|環境省
https://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf
・SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」で注目する海洋ごみ問題とは|gooddoマガジン
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/life_below_water_sdgs/9036/
・海洋プラスチックごみの問題への世界の対策や取り組みについて解説|gooddoマガジン
https://gooddo.jp/magazine/oceans/marine_pollution/plastic_garbage/4978/


ライター紹介
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吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。


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