NEDO、地熱発電開発で実施可能な自然環境・風致景観への配慮手法資料を公表

2018.07.09 Mon.


「自然環境・風致景観配慮マニュアル」などを公表
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は7月2日、地熱発電開発で実施可能な自然環境・風致景観への配慮手法を具体化すべくまとめた、「自然環境・風致景観配慮マニュアル」と「配慮手法パタン参考集」を公表した。

これらは、自然環境・風致景観に配慮した地熱発電所を設計する際に参考となる手法や検討プロセスのほか、地熱発電所建設の際に実施された配慮事例についてまとめたもので、NEDOが行った「エコロジカル・ランドスケープデザイン手法を活用した設計支援ツールの開発」が元になっている。

日本は世界第3位の地熱資源ポテンシャルを有していて、地熱発電に大きな期待がかかるが、その資源の約8割が国立・国定公園内に存在することで、これまで地熱開発が進展してこなかった。

一方、環境省の自然環境局長通知(2012年3月27日付)にて、これまで開発が制限されていた国立・国定公園第2種・第3種特別地域内でも、優良事例と判断される場合には、掘削や工作物の設置の可能性についても個別検討により開発が認められるようになった。

ただし同通知では、「自然環境、風致景観および公園利用への影響を最小限にとどめるための技術や手法の投入」が挙げられているものの、その技術や手法が具体的でなかったことから、NEDOは今回、この具体化を目指したとしている。

地熱発電導入が円滑化および加速化されることを期待
「自然環境・風致景観配慮マニュアル」では、自然環境や景観への配慮が重要となる発電所の立地と施設配置に着目し、建設候補地の選定や土地利用計画での配慮に重点を置いたプロセスについて説明している。

また、「配慮手法パタン参考集」では、開発事業者が発電所を計画する際に地域環境や景観に配慮した設計ができるよう、実際の地熱発電所建設の際に実施された配慮事例をパタン化してまとめている。

NEDOは今後、地熱発電の導入を検討している事業者にこれらのマニュアルや参考集が広く普及することで、地熱発電の導入が円滑化および加速化されることを期待するとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO プレスリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100969.html

自然環境・風致景観配慮マニュアル
http://www.nedo.go.jp/content/100879414.pdf

配慮手法パタン参考集
http://www.nedo.go.jp/content/100879415.pdf

 

ニュース提供元:http://www.eco-front.com/news_epHxC8F3uc.html

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