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2016.10.18 Tue.

廃棄物処理・リサイクルがなんでもわかる!廃棄物処理の総合情報サイト「RECYCLE HUB」

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自然エネルギーを選んで買う

サステナブル・イノベーション・インタビュー
【第一回】廃棄物処理・リサイクルがなんでもわかる!廃棄物処理の総合情報サイト「RECYCLE HUB」

 ENECT「顔の見える発電所」でご紹介している自然エネルギーは、地球資源の一部など自然界に常に存在するものに由来するエネルギーです。その特徴は、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」の3点。つまり持続可能なエネルギー。そこで本連載ではENECTの主旨と同じく、サステナブル・イノベーションを推進する方々からお話を伺い、地球に優しく清新な暮らしのアイデアを探していきます。
 第一回は、廃棄物処理の総合情報サイト「RECYCLE HUB(リサイクルハブ)」を運営するワイルドディープ株式会社、代表の荒深正博さんにインタビューさせていただきました。

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ワイルドディープ株式会社 代表取締役 荒深 正博さん


◆セヴァン・スズキの「伝説のスピーチ」からのインスピレーション

~会社を設立されたきっかけを教えてください。

荒深 社会人になって3年目の時に、ビデオでとあるスピーチを観たのが最初の発端です。それは1992年に開催された「リオ地球サミット」での、当時若干12歳だったセヴァン・スズキの「伝説のスピーチ」でした。
 「どうやって直すのか分からないものをこれ以上壊さないで」というメッセージに心が大きく揺さぶられ、初めて環境問題について思いを巡らすようになったのです。「今、目の前にある豊かな生活を維持しようとし、将来何が起こるのかわからないのに環境を壊し続けているのは、他ならぬ自分ではないか」と。その時から、何か事業を通して持続可能な社会の実現に貢献できる方法はないかと考えるようになりました。

〜伝説のスピーチを聞いたことが、現在の事業モデルのヒントになったそうですが、環境問題を解決するために考えたことは何でしたか?

荒深 元々は、環境とは違う分野の仕事についていたので、ゼロからエコやリサイクルについて勉強をしました。その中で特に資源に着目するようになったのです。

〜なぜ資源問題を環境ビジネスとしようと思ったのですか?

荒深 最近は環境に優しいエネルギーや製品、フェアトレードやオーガニックな食品が増えていて、環境への配慮が人々の間で醸成されるようになってきています。
 しかしモノの生産、消費、廃棄という経済社会の構造自体は何ら変わっていない、ということにふと気づかされたのです。「もっと新しいものを。もっと便利なものを」という人間の欲望を抑えることは難しく、現実的な解決策を模索した時、リサイクルの重要さを認識しました。捨てられるもの、つまり廃棄物をいかに大切に無駄なく扱うかが今の社会の枠組みの中でできる最良のサステナビリティであるという考えに至ったのです。

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産廃業者に赴き、現場に立ち会う荒深さん


〜では実際に、事業化するまでの道のりを教えていただけますか。

荒深 伝説のスピーチを聞いてからおよそ10年の道のりでした。独自に勉強してからeco検定や廃棄物管理者検定を取得しました。そして廃棄物処理分野での事業プランを2年間に渡って検討し、創業セミナー等にも通いながら事業計画を洗練させていきました。
 いろいろな事業アイデアを考えたのですが、最終的には私自身が得意なIT分野でのコンサルティングの経験を活かし、ウェブポータルサイトを核にした廃棄物処理・リサイクルのコーディネート事業を発想したのです。国の創業補助金にも応募し、運良く審査を通過。200万円の補助金を得られたことで、一念発起しビジネスプランを実現することになったのです。


◆サービスを立ち上げた背景と目指す世界

〜10年間の荒深さんの思いがつまった事業計画ですが、御社のサービス内容を教えてください。

荒深 廃棄物を排出する企業に対して、リサイクルを含めた最適な廃棄物処理のカタチを提案・提供しています。具体的には、廃棄物の特性や処理ニーズに合わせた処理業者のマッチングはもちろんのこと、その後の契約手続きやマニフェストの管理までワンストップで対応させていただいています。

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サービス内容を説明する荒深さん


〜実際に、産業廃棄物処理関連のサービスを立ち上げた理由はなんでしょうか?

荒深 産業廃業物処理業者(以下、産廃業者)による廃棄カツの不正転売事件がマスコミを賑わせたことは記憶に新しいですよね。多くの人々にとって産業廃業物業界は依然として「何をやっているのかよく分からない」業界であり、その複雑で不透明な世界に疑惑の目が向けられ続けてきました。
 実際に産廃業者と取引している企業に詳しく聞いてみると、廃棄物の取引において様々な不満・不安を感じていることが分かりました。

〜どんな不満や不安を、廃棄物を処理したい企業は持っているのでしょうか?

荒深 企業にお話を伺うと、以下のような不満・不安を持っていらっしゃいました。

・産廃業者に関する情報がほとんど公に出ていないので、検討しようにも情報を集めるのに苦労する。
・企業のコンプライアンスを重視しようとすると、「リサイクル」視点での情報を開示している業者が少ない。
・インターネットに産廃業者のホームページはあっても、記載されている内容が各社様々で、客観的に情報を整理して比較検討をすることが困難である。
・取引している業者が信頼できる会社なのか不安。

 しかし多くの産廃業者と直接会ってじっくり吟味するほど時間も取れないのが現状だそうです。そこでこのような悩みや不満に応えるべく立ち上げたのが「RECYCLE HUB(リサイクルハブ)」です。


◆あなたにベストなリサイクルを実現する「RECYCLE HUB」の魅力!

〜「RECYCLE HUB」とは、どういったものなのでしょうか。

荒深 排出事業者がベストな廃棄物処理・リサイクルのカタチを実現するための入口となるポータルサイト、それが「RECYCLE HUB」です。廃棄物処理に必要な情報と知識をくまなく網羅しています。

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国内最大級の廃棄物処理・リサイクルのポータルサイト「RECYCLE HUB」!

〜廃棄物処理に関して膨大な情報を保有する「RECYCLE HUB」はIT時代の先駆けのイメージがありますが、特徴についてご紹介ください。

荒深 ポイントは、大きく3つです。
 1つ目は、全国の産廃処理業者を様々な条件で検索ができます。日本全国の産廃業者の情報を保有しており、その数は現時点で3,000社以上に及びます。内容も一般公開されている情報をもとに、各種公的認証の取得状況はもちろん25種類の廃棄物の取り扱い品目、各社の地域や強み、リサイクルの内容までわかるように工夫しています。

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初めて見る方にも気軽に検索できるよう、見やすさの工夫が一杯の「RECYCLE HUB」


〜検索ページを拝見すると、図式化されてとても見やすいですよね。

荒深 写真や図柄を多く使い、ご覧になる方に内容がわかりやいすように、見やすさをポイントに作成しました。

〜なるほど、視覚で感じられる作りになっているのがわかります。それでは、2つ目のポイントを教えてください。

荒深 2つ目は、『世の中の人に廃棄物処理やリサイクルのことをもっと知ってもらいたい』という思いから、産業廃棄物の処理に関する各種知識や業者選びのコツ、国内外のリサイクル関連ニュースなど役に立つ記事を無料で掲載しています。またそうした産廃リサイクルの知識や最新ニュースをFacebookやTwitterなどのSNSに連動しています。

〜排出を考えている企業だけでなく、一般にリサイクルを考えていたり、環境に関心を持っている方にもアプローチされているのですね。

荒深 そうですね。「産業廃棄物」というとなじみが薄い方もいると思いますが、そういった方達にも廃棄物の問題を身近に考えて頂きたくて情報発信を行っております。

〜それでは、3つ目のポイント教えてください。

荒深 3つ目は、「廃棄物の処分をどこに依頼したらいいか」「何が最もよい処分方法なのか」「適正な料金はいくら?」と検討している企業様に、当社の専門コーディネーターがWebや電話で相談に応じています。コーディネートに当たっては、中立的な立場で廃棄物の性質・内容に合わせた最適なリサイクル業者を紹介し、「安心・安全・確実」な廃棄物処理を実現させて頂いています。

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ITから始まる、新しいリサイクルのコーディネート手法が魅力!


〜3000社と言いますと、膨大な情報量ですね。その上、ウェブ上で廃棄物の処理について無料相談まで受けているというのは、高いITリテラシーで廃棄物処理を案内していることがよくわかりました。

荒深 ありがとうございます。廃棄物処理に関する専門的知見と、外資系コンサルのノウハウを基にした独自のリサーチ・分析技法を組み合わせて、的確かつスピーディな対応をモットーとしています。

〜お話を伺っていますと、「RECYCLE HUB」の特徴は弊社「みんな電力」のポータルサイト「ENECT」とも共通する点を感じます。

荒深 実際に拝見させて頂き、「顔の見える発電所」という点が弊社の目指している廃棄物処理業界の透明化・見える化に共通すると感じました。

〜「ENECT」が再生可能エネルギーを届けることにも興味を持って頂けたようですが。

荒深 そうですね。環境負荷を考え、サステナブルな社会の構築に一石を投じている姿勢が良いですね。それだけでなく電気を購入する際、発電所を応援するとふるさと納税のように、特典もあるのは大いに参考になります。弊社でも、企業様からの廃棄物を有価物として売却できるような事例が出てきております。

〜現在、RECYCLE HUBでニーズが高い案件は何でしょうか?

荒深 食品廃棄物のリサイクルについて多くご相談が舞い込んで来ており、その中でいくつかは実際に実現に向けて動いています。
 食品廃棄物については、世界的にも問題視されてきています。廃棄量をなるべく減らすのはもちろんなのですが、止む無く捨てることになった食品についても、堆肥や飼料化という手段があります。これらの堆肥や飼料が農家の方達に買われ、その農家の方達が育てた作物が、また排出事業者であるスーパーや小売企業に買われていく。このような廃棄物資源のつながりを多く実現していきたいですね。

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産業廃棄物を処理・排出したい企業様のために、産廃業者の特性を調べている「ワイルドディープ」の社員


〜最後に、今後の展望をお聞かせください。

荒深 来年には、1万社以上の産廃リサイクル業者の掲載を考えています。また、電子マニフェストの運用管理アウトソーシングや廃棄物処理のデータ活用など、廃棄物処理の運用管理面においても、今までにないサービスの展開を計画しています。循環型社会を考えている方にもアプローチするポータルサイトして、ますます成長させていきたいです。


ワイルドディープ株式会社
廃棄物の適正処理及びリサイクルに特化した、情報ソリューション及びコンサルティングサービス。展開サービスとして、廃棄物リサイクルに関する総合情報ポータルサイト「RECYCLE HUB(リサイクルハブ)」の運営、廃棄物リサイクルのコーディネート及び電子マニフェスト活用支援をおこなっています。

 東京都江東区青海2-4-32タイム24ビル4F
 ※ゆりかもめテレコムセンター駅より徒歩3分
 TEL:03-6457-1653
 Email:info@wilddeep.co.jp
 http://www.wilddeep.co.jp/

<ライター紹介> 松浦はるの(まつうら・はるの) ジョシエネLABO事務局スタッフ。インターネット放送「eco japan cup TV」の元企画構成・司会。過去の経験を活かし、現在はネット生放送「ジョシエネROOM」にて民謡アイドル永峯恵の「恵の福島によく来らったなし」のコーナー企画構成を担当。2016年7月にママカフェ『お買い物気分で、電力選び!』を企画実施。今後、主婦向けのプチママカフェを定期的に開催予定。

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